2021/06/09
バキバキ鳴らすのはいいの?悪いの?
YouTubeでもバキバキ矯正する動画がどんどんUPされたり、それを否定する動画もUPされたりと情報が入り混じっています。
お客様の質問も
「バキバキ鳴らすのって大丈夫なの?」
「バキバキ鳴らすのって身体に良くないんだよね??」 という風に様々です。
私自身が元々矯正メインのところで修行していて、今はリラクゼーションメインという人間なのでこの回答も難しいのですが、結論から言えば
どちらもメリット・デメリットがあるのでどちらが悪いというのはないと思っています。
まずは音の鳴る原因から・・・。
人間には200個近い骨とそれを繋ぐ関節があります。
そしてその関節のすべてが「関節包(かんせつほう)」という膜で包まれています。
日常生活の中で自然とこの関節包に空気が溜まります。
この溜まった空気が弾ける時に聞こえる音が、「バキバキ」「ボキボキ」という音の正体です。
つまり、骨が鳴っているというよりは、関節包内の空気が鳴っていると考えましょう。
さて、音が鳴るメカニズムは解明されましたが、それがどう危険なのかは実はたくさん所説があって色んな施術者さん達がその怖さを述べておられます。
今回は、いくつかある所説の中で長尾の考える危険な点を挙げると、 皆さん自分で関節を鳴らす時ってその周りの筋肉を必要以上にグ~~~~ッと強く伸ばしたり、急激にグッと強く伸ばしたりしていませんか?
これは、過度なストレッチをしているのと同じなのです。
これにより関節の靭帯がゆるんで、軟骨が擦り減ります。
弱った関節では組織の腫れや骨の増殖が起こり変形します。
指の関節をポキポキ鳴らすと太くなると言われているのもこれが原因とされています。
カイロのお店などで矯正をメインにされているところも必要以上に矯正しないお店ならバキバキするお店でも全然問題ないと思います。
逆にバキバキなればOKと考えているお店も多いのが現実。 そういうお店はできれば避けられた方が良いと思います。
バキバキ~~って鳴った時の気持ち良さは私も経験者なのですごく共感できるのですが、やはりとりあえず鳴らすというのは危険と言えます。