2021/04/15
人間は左右対称にはなれません。だからこそ歪みは誰にもあるのです。
最近は整体・カイロのお店もどんどん増えています。
サイト等を見ていても、歪みが肩こり・腰痛の原因!みたいな内容の記事も多く目にします。
それだけ情報量が多すぎると、「左右対称でなく歪んでいる状態=正常ではない状態」という先入観が出てきてしまいます。
お客様でも「自分の身体はきっと歪んでいて左右対称ではないから悪い(肩が痛い・腰が悪い・膝が痛い)んだ」とよく耳にします。
歪みが原因で上記の症状に繋がる事も否定はしませんが、本来は左右対称ではないのが普通なのです。
人間はそもそも左右対称には作られていません。
右利き、左利きと違えば、重心も当然左足、右足で変わります。
臓器も肺は左右大きさが違います。
胃も身体の中心に合わせてバランスよく分かれている臓器ではありません。
心臓も真ん中にはありません。
肝臓・膵臓も左右に分かれています。
他にも視力・握力
等など挙げ出せばどんどん左右対称でない要因が出てきます。
どうですか?? たぶんこれだけでも人間が左右対称にはなれない理由をご理解いただけるかと思います。
なのに骨盤の歪み等を左右対称に矯正しようとするのはおかしなことなのです。
私も以前、骨格矯正をメインに修行していましたが、そこでも絶対に左右対称に矯正しようとするな!と指導を受けていました。
師匠からは1人1人、バランスの取れた位置があるのだから、そこに戻してあげる事を考えろと言われてました。
その位置に戻してあげれば、自ずと不調も解消するという理論です。
もちろん歪んでいる幅も少ない方が良いですが、あまり歪みを気にしすぎるのは要注意です!
※ 語弊があるといけないので、歪みが身体の不調の引き金になっているのは否定しません。 歪み過ぎは当たり前ですが様々な不調を招く要因にもなります。
しっかりした筋肉・柔軟性があれば、おそらくその歪みは許容範囲内の気にしなくてもよい歪みレベルだと思います。